菊池牧師による聖書の言葉

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2019年 6月

「息あるものはこぞって、主を賛美せよ。ハレルヤ」  詩編150編6節

 詩編は、全部で150編の詩が収められています。今月の聖書の箇所は、その最後の150編が取り上げられ、しかも6節は詩編の中の最後の締めくくりの言葉です。その締めくくりの言葉の前に1節から5節が記されています。1節は「聖所で 神を賛美せよ。大空の砦で 主を賛美せよ」とあります。この御言葉はどこで賛美するかが歌われています。それは「聖所」であり、「大空の砦」です。聖所とは礼拝の場とも言えます。大空の砦とは、聖所に限らず、どこでも、です。家で、職場で、山で、海で、子どもの送り迎えに、どこででも、主を賛美する大切さが示されます。2節は「力強い御業のゆえに 

 神を賛美せよ。大きな御力のゆえに 主を賛美せよ。」です。それは、なぜ主を賛美するのか理由が示されます。神の確かな力に守られて、健康が支えられ、家庭が祝福され、子供たちが健やかな成長を遂げている。だから、主を賛美するのです。

 

 3節から5節は「角笛を吹いて 主を賛美せよ。琴と竪琴を奏でて 主を賛美せよ。太鼓に合わせて踊りながら 神を賛美せよ。弦をかき鳴らし笛を吹いて 神を賛美せよ。シンバルを鳴らし 神を賛美せよ。シンバルを響かせて 神を賛美せよ。」と記されます。ここには神を賛美する方法が記されています。角笛はラッパという意味です。昔、スイスでホルンを吹かせてもらいましたが、全く音が出ませんでした。口の使い方一つで色々な音や響きが出るのでしょう。琴とは弦が10本張られている楽器のようです。日本の琴のイメージとは少し違うかもしれません。竪琴とは、恐らく現代のハープの原型ような楽器であったと思われます。イスラエルの二代目の王、ダビデは竪琴の名手であったと言われています。きっと素敵な音色を奏でたことでしょう。更に太鼓に合わせて踊り、弦をかき鳴らし、笛を吹いて 神を賛美する。ただ音楽を奏でるだけでなく、体全体で心を込めて皆が一生懸命にという印象を受けます。シンバルの音はきっと賑やかだったでしょう。

 

 この様子は、祭司たちも、集まる民衆も、それぞれに得意な楽器を持ち、音を奏で、また、踊りを踊りながら、笑顔で、楽しみながら神を賛美する姿を思わされます。そして、6節「息あるものはこぞって 主を賛美せよ。」この意味は、ボーカル、つまり歌声です。楽器に合わせ、踊りに合わせ、リズムを取って、素敵なハーモニーを響かせて、皆で声を出して主を賛美している姿を表しています。実に楽しそうです。「息あるもの」ですから、人間だけでなく、動物も、鳥も、虫も全ての生き物がこぞって、神に向かって賛美の歌声を上げている、とても愉快で、素敵な映像が脳裏に浮かびます。

 

 礼拝とは、きっと本来的には、音楽、踊り、歌声、笑顔、喜び、感謝、平和、祝福、私たちを、息あるものとしてくださった神様に対する感謝と喜びの表現だとも思います。現代の礼拝は少し、そういった面が薄らいで真面目すぎるのかもしれません。でも、大切なのは「大空の砦で」つまり、どこでも神に賛美することは出来ます。

 だから皆さん、家庭でも、職場でも、人との付き合いの中で、笑顔、喜び、平和、祝福を忘れてはなりません。息ある私たちが、神様の大きな恵みの中で、「主を賛美」していきましょう。それぞれに、それぞれの場所で、それぞれの方法でもって、神様に喜ばれていることを喜んで、満たされた人生を歩んでいきたいものです。