菊池牧師による聖書の言葉

菊池牧師のテレフォンメッセージもどうぞ・・0467-78-0374

2020年 6月

「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです。」 

(ペトロの手紙一4章10節)

 

 イエス様が話されたたとえ話に「『タラントン』のたとえ」という話があります。ある人が旅に出かけるとき、僕(しもべ)たちを呼んで、自分の財産を預けました。それぞれの力に応じて一人には五タラントン、一人には二タラントン、もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけました。早速、五タラントン預かった人は、それで商売をしてほかに五タラントンもうけました。二タラントン預かった人も、他に二タラントンもうけました。一タラントン預かった人は、出て行って地面に穴を掘り、主人の金を隠しておきました。かなりの日がたってから、主人が帰って来て僕(しもべ)たちと清算をしました。五タラントン預かった人は、進み出て「ご主人様、五タラントン預かりましたが、ほかに五タラントンもうけました。」と言いました。主人は「良い忠実な僕(しもべ)だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ」と告げました。次に、二タラントン預かった人も進み出て「ご主人様、二タラントンを預かりましが、ほかに二タラントンをもうけました」主人は同じように「良い忠実な僕(しもべ)だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ」と話しました。一タラントンを預かった者も進み出て主人に告げました。「ご主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、散らさないところからかき集められる厳しい方だと知っていましたので、恐ろしくなり、出かけていって、あなたのタラントンを地の中に隠しておきました。ご覧下さい。これがあなたのお金です。」と告げました。主人はその言葉に怒って「怠け者の悪い僕(しもべ)だ。わたしが蒔かない所から刈り取り、散らさないところからかき集めることを知っていたのか。それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであった。利息付で返してもらえたのに。」といって一タラントンを取り上げた、というのです。

 皆さん、タラントンはお金の単位です、一タラントンの金額はなんと!凡そ6千日分の給料に匹敵します。仮に一日一万円とすれば6千万円!です。二タラントンはなんと1億2千万円!五タラントンだと、3億円です!ですから少しのものではありません。でも、たとえ話ですから少し大げさに話したのかもしれません。このタラントンは、後になって英語のタレントとなりました。芸能人のことをタレントと言ったりしますが、才能、能力という意味があります。難しい言葉では「賜物(たまもの)」です。

 今月のみ言葉は「あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっているのです。」です。私たちはそれぞれに、神様から賜物(才能、能力)を授かっています。全く違う自分ならではの賜物です。その量や質についてもそれぞれですが、大切なことは、量や質の大きさではありません。自分に与えられている賜物を十分に生かしているのかが問われていると思います。

 子育てに大切なことは沢山ありますが、一つは比べないということです。幼稚園を過ぎて、小学校に通い、更に進級、進学、そして就職、結婚する中で、大人になればなるほどに、私たちは、いつの間にか比べられて育てられて、比べるのが当たり前であるかのような感覚になっています。でも、私たち自身比べられるのは辛かったのではないでしょうか。だから比べないことが大切です。でも、もっと大切なことがあって、自分を喜ぶことです。自分に与えられた賜物を喜び、また、その賜物を生かし、嬉しいな、生きるって楽しいな、と子どもの前で家族の中で、喜び笑顔で生きていきましょう。不安と不満で一杯の社会の中で、喜び、笑顔で生きている人は、家族を友人を周囲の人々を幸せにする人です。私たちはそのようにして生きてまいりましょう。素敵な子育てを楽しんで参りましょう。